リスタート/開幕戦勝利 何が何でも次につなぐ
新しい深紅のチームカラーの評判はいいね。ポスターやクラブハウスの内装、僕らのスーツのネクタイの色だったり、統一しようという姿勢がはっきりしてきた。今までクラブ全体として何かにこだわるという意識が少なかったし、こういう変化は大事だと思う。
ユニホームの色合いや形がシャープなので、よく「体が締まった。やせた」と言われるけど、昨季の後半戦に比べ、体重も体脂肪率も全然変わっていないんだよね。
僕自身のコンディションはいい。それじゃあ試合でいい動きができるかと言ったら分からない。今季と昨季の開幕戦だったら、実感としてあきらかに昨季のコンディションの方がよかった。でもみんなには今季の方がよく見えたかもしれない。点を決め、ボールを触る回数も多かったしね。
今季のチームは昨季からの継続性があるから、個々が自分の役割を理解している。開幕戦の先発メンバーは昨季の最終戦から9人が残った。システムも3―5―2で守備のやり方も変わらない。その分楽だよね。いい部分が残っている。
開幕戦は大勢の観客の前で、勝利を飾れた。すべての神戸のファンに「おめでとうございます」、そして「ありがとうございました」と言いたい。
でも、もう終わったこと。12日の大宮戦に気持ちを切り替えて、この勝利を何が何でも次につなげないと。大宮の開幕戦はテレビで見ていたけど、やりにくいと思うよ。向こうがホームで、どんな戦いをしてくるか。昨季チームメートだった主税(藤本)に会えるのは楽しみだけど、あまり意識せずにプレーしたい。
開幕戦に向けて準備していたときの気持ちを34試合繰り返せたら、いい成績が残せるんじゃないかな。本当に終わりなき戦い。勝利の余韻に浸っている暇はない。
一日一日を大切に。38歳、プロ20年目になったからといって何も変わらないんだ。(隔週金曜日に掲載、次は25日)
(神戸新聞、2005年3月11日掲載)
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