−ブラジル−僕をプロに鍛えてくれた最高の国
充実した2泊5日だった。先々週ブラジルへ行って、いろいろな人に会ってきた。「なんでお前は37歳までプレーできるんだ」なんて驚かれたよ。尽きることのない話に、ああ、やっぱりサッカーの国だなって思った。
今回はユニオン・サンジョアンというクラブの視察も兼ねていた。1年前から僕とマネジメント会社が合同で買収する話があってね。ゆくゆくは、僕がブラジルにいながら、ヨーロッパのクラブともつながりを持てば、アジアのサッカー界にも還元できるんじゃないかな。
もちろん、ビジネスとして成り立つかどうかも分からないし、周囲の協力があって初めてできるもの。まだ何も決まっていないけど、僕をプロとして鍛えてくれた国への恩返しになるのかな。
田舎だけど、サンジョアンはしっかり選手を育てているという印象だった。人口10万人の小さな街のクラブに、スペインの名門ラコルーニャから、送り出した選手の件で電話があるんだ。ワールドワイドだよね。これまで多くの有望選手を生んできた大国ブラジルには信頼があるんだろうね。
日本の有力選手が行って、すぐに活躍できるほどブラジルは甘くないよ。器量はあっても、サッカースタイル、環境、批判の大きさ、すべて違うから。
ペレのエージェントとも話した。彼はアジアでも事業を展開する考えで、「カフェ・ペレ」を僕と協力してできるんじゃないかという構想も披露してくれた。今までの僕はこんなふうに積極的に人と会うことをしていなかったから、少しは成長したのかな。サッカー文化が根付いた国。僕らサッカー人にとって最高だね。
今季、多くの声援を励みに最後まで頑張れました。リーグ戦は手応えを持って終われたし、いい流れをぜひ来年につなげたい。1年間ありがとうございました。(新年は2月に再開予定)
(神戸新聞、2004年12月24日掲載)
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