−網走にて−抜群の環境 ロンドンと同じ雰囲気
キャンプに行っても、ほとんどその街を知ることなく帰ってくることが多いんだけど、網走はグラウンドの周辺の風景が本州とは違うと、はっきり感じられた。空気も澄んでいるしね。僕がクロアチア・ザグレブに在籍していたころに練習しに行ったロンドンやスコットランドに環境も天候も似ている。
何面も芝生があるし、あんないいグラウンドを一般の人たちも自由に使えるなんてね。これだけの環境は、なかなかお目にかかれないと思う。今回のキャンプで朝のランニングをしていて、自主トレで走ったことのあるロンドンの公園と雰囲気が同じだと感じた。さすがに放浪者は寝ていないけどね。
食事も、いつもはハシェック監督が生ものを出すことを嫌うのに、刺し身とか土地の産物がさりげなくテーブルに並んでいる。栄養士と相談して、許可しているんだろうね。カニも中身が詰まっていておいしかった。あと牛乳が新鮮に感じるのは気のせいなんだろうか。人間、メンタルな生き物だなと、つくづく思う。
ただ、少し気温が低いのは心配だよね。9月から始まって5月にシーズンが終わるリーグだったら、ここで3週間ぐらい調整してもいいかもしれないけど、Jリーグはこれから暑い中で戦わなきゃいけない。ここの気候に慣れてしまうと、神戸に帰ってから苦労しそう。ずっとザグレブでプレーしていて、夏に京都に移籍したときは暑くて全然体が動かなかった経験がある。まあ今までずっと神戸で調整してきて毛穴も開いているし、網走にいるのは5日間だけだから問題ないとは思っている。
練習は相変わらず厳しいよ。神戸に帰って次の日にはすぐカタール代表との練習試合があるし、体調を崩さないようにしないと。トルシエ監督に会えるのは楽しみだね。「おれもまだまだ若いんだぞ」っていうところを見せたい。(隔週金曜日に掲載、次は23日)
(神戸新聞、2004年7月9日掲載)
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