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「サッカー小僧」第33回


−底上げ−成長の過程ここ何年と全然違う

 第1ステージは最終節の名古屋戦を残して3勝5分け6敗の13位。勝ち点は14で、昨年より少ない。3連敗があったりしたからね。やはり3連勝ぐらいしないとチームが上位と下位を行ったり来たりしてしまう。

 前半戦は守備が堅かったけど、中盤以降失点が増えている。逆に攻撃ではチャンスをつくれるようになった。リスクを背負って点を取りにいっているということ。そこで結果につながらないのは、やはり点を取られてしまうから。バウル(土屋)やGKを中心に、いかに失点を減らすかだね。

 アウエーで勝てないのも今のチームの力。内容が良くて勝てないこともある。でも、それがサッカーなんだ。

 一方、若い選手がどんどん出てきたことでチームはいい循環になっている。DFでは河本、中盤では丹羽、FWでは村瀬といった新人が実戦で伸びてきている。中堅どころでは北本や森に存在感が出てきた。第2ステージに向けてプラス材料だと思う。

 チームは底上げができているし、チャンスを与えられた若手は、さらに緊張感を持ってほしい。油断すればすぐにポジションを取られる。そういう競争も出てきていて、非常に楽しみだね。

 2月からやっている走り込みや戦術練習など、ハシェック監督の信念も選手たちのモチベーションも、ずっと変わっていない。チーム始動から今に至るプロセスが、ここ何年かと全然違う。

 すぐに結果は出ないかもしれない。ただ、それをプロのクラブとしてずっと続けていくことが大事なんだ。J1でも、どんな立場であっても。しっかり取り組むことが、いい方向につながると信じている。

 個人的には先発でも途中出場でも、やることは変わらない。監督が11人を決めるだけ。それに尽きる。明日の名古屋戦もそう。いつも最後の試合だと思って全力で臨んでいる。(隔週金曜日に掲載、次は7月9日)

(神戸新聞、2004年6月25日掲載)


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