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「サッカー小僧」第26回


−自戒−余韻に浸らずに精神力維持

 開幕戦はたくさんの応援ありがとうございました。勝利の余韻に浸っている暇はないし、勝ち続ける経験が今までほとんどないので、自分たちが今何をしなきゃいけないか考え、一つ一つの試合をものにしていく姿勢を大事にしていきたい。まずは明日の新潟戦だね。

 1試合勝っただけで「神戸は変わったんじゃないか」といろいろな人に聞かれるけど、今すぐ答えられることではない。12月になってどうなっているか。「今年もだめでした」とならないように本当に気を配りながら1年を過ごさないといけない。すごく大変な作業なんだ。負けるのは簡単。嫌というほどそれを味わってきたんだから、2度と繰り返したくはない。

 技術や戦術っていうのは重要だけど、コンディションや精神面が、ものすごく試合を左右する。ハシェック監督は、精神的な安定を維持するには、普段のグラウンド外での生活が大切だということを主張していて、十分な休養、栄養、トレーニングを選手が心掛けているか常に注意している。

 これから1年間を戦い抜く、強い精神力を築き上げていかなきゃいけない。少しでも油断したらすぐにマイナス3ポイント(負け)ということになる。勝っていくには頭を使い、ずるさも必要になってくる。

 新潟も必死だよ。アウエーの雰囲気をうまくこちらの力に結び付けられたらいいね。もちろん3ポイントを取るつもりでやるけど、時間帯、展開によって負けないサッカーができるようにしておきたい。そういう経験をしないとね。

 磐田、鹿島のここぞという負けない力はすごい。神戸はまだその段階ではないし、開幕戦に百パーセントの集中を費やしたように、次も同じ姿勢で必死に挑まなければいけない。課題は山積みなんだ。非常に厳しいトレーニングをしているし、それが緊張感につながっていけばと思う。(隔週金曜日に掲載、次は4月2日)

(神戸新聞、2004年3月19日掲載)


※このテキストを三浦知良および神戸新聞社に無断で転載することを禁止いたします。

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