−残留争い−クラブの在り方が問われている
J1残留へ、言い続けるしかない。「あきらめちゃいけない」と。攻撃の形はできてきたし、1つ勝てば流れが変わると信じて前進したい。
ここ3試合のスピリットはよかったから、それを続けていくだけ。3試合前のG大阪戦、2試合前の横浜M戦に関しては内容もよかった。ビス(ビスマルク)の加入で以前よりも全体としてパスをつなぐ意識が高まり、中盤に「ため」ができるようになった分、攻撃が一本調子じゃなくなった。
ただ、3試合とも引き分けに終わっているということは何かプラスアルファが必要ということ。次はそれをピッチの上で表現したいね。
ビスのコンディションはだいぶ上がってきている。主力に定着したカンジョ(朴康造)もスタミナはあるし、京都時代から知っているように技術もあった。あとは監督の意図を理解したりチームへの慣れだけだった。これからどんどん良くなると思う。
残留争いの中心は神戸を含め仙台、京都、大分の4チーム。神戸は今季、これらのライバルに1つも勝っていない。その点は痛い。ただ、うちが12戦連続で勝てていない中で4チームがまだ団子状態なのは運がある。
第2ステージはあと7試合。経験上、最後の5試合というのはお互いに堅い試合運びになり、勝ち続けるのが難しい。だから次とその次の2試合が勝負になる。連勝できたら大きいよね。
磐田、名古屋、鹿島。次節からの3連戦は勝ち方を知っているチームが相手だが、試合をすると内容的には互角にやれたりする。最後の詰めの部分が分かれ目になる。
幸い選手たちに危機感はある。腐ったみかんと同じで、一人が気を抜けば周りもどんどん悪くなってしまう。一人ひとりが責任をかみしめ、一生懸命な姿勢を練習で続けていかないといけない。今、クラブとしての在り方が問われているんだ。(隔週金曜日に掲載、次は17日)
(神戸新聞、2003年10月3日掲載)
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