LOCKER ROOM


「サッカー小僧」第10回


−手応え−今のチームを見てほしい

 5日のG大阪戦は、スペインのサッカーみたいな激しい攻め合い(4−3で神戸の勝利)だったね。見ていた人にとって面白かったと思う。後半ロスタイムのオゼアスの決勝ゴール。サポーターも含め、全員の「執念」が呼んだ勝利だった。

 力を抜いて打てた自分のゴールはよかったとは思うけど、チームとしての点の取られ方が悪かった。1−1に追い付いた後の前半ロスタイムに1−2にされちゃいけないし、後半早々に逆転したのにまた同点にされたでしょう。3点以外にも危険な場面は結構あった。

 勝ってしまうと消えてしまうが、反省点はたくさんある。ただ、2度先行されてよく追い付いたね。今までは、先制されて、ずるずるリズムが悪くなるパターンが多かったから。これを経験として、自分たちの力に変えていかないといけない。

 僕自身シュート数は1試合で多くて2本しかないけど、役割をこなせているからいいと思う。今は仕事が多いからね。守備をやって、チャンスメークもして、たまに中盤の位置からもパスを出している。とにかく運動量が要求される。アリソンが僕の分もシュートを打っている感じかな。

 G大阪戦で1万6千人以上のお客さんが入ってくれたのはうれしい限り。これをきっかけに、勝てば観客が増えていく図式を作っていきたい。南米のリベルタドーレス杯で決勝進出した古巣のサントスも予選ではまったく観客が入っていなかったけど、決勝には8万人が詰め掛けたからね。

 明日12日は今季リーグ戦無敗の名古屋と神戸ウイングスタジアムで対戦する。神戸の選手は意思統一がすごくできていて、ボールを奪う位置が高くなっているし、シーズン最初のころより状態はずっといいので、多くの人に足を運んでほしい。

 湿気の多い時期で体調管理も大変になっているから、いい休養を取っていいパフォーマンスを発揮したいね。(隔週金曜日に掲載、次は25日)

(神戸新聞、2003年7月11日掲載)


※このテキストを三浦知良および神戸新聞社に無断で転載することを禁止いたします。

back number
[バックナンバーをみる]


TOP | MUSEUM | FIELD | LOCKER ROOM | CHAT LOBBY | SHOP


Comments and Questions to info@kazu-miura.com.