「ホーム開幕」−勇気をくれる新しいスタジアム−
ワクワクする。6日、神戸ウイングスタジアムでホーム開幕戦がある。
あそこではこけら落とし(2001年11月、対横浜M)のときにやったけど、3万人ものお客さんが入って観客と選手の間に一体感があり、自分のイメージ以上のプレーが引き出される。
あの試合で僕が決めたゴールはJリーグで通算130点近く取ってきた中でもベストの部類に入る。本当に勇気を与えてくれるスタジアム。そこを舞台に戦えるのは、プロ18年目の僕でも「あぁ、プロになってよかった」って純粋に思える。ないのは新しくなってからの「歴史」だけ。サポーターがどんな雰囲気を作ってくれるか楽しみですね。
Jリーグも11年目になり、応援にそれぞれの地域の色が出て面白い。仙台はとにかく相手をつぶそうとブーイングが激しい。盛り上がっているよね。磐田は王者だからか余裕を感じる。2強でも鹿島はまた違った荒々しさがあるし、清水は自分のチームに対してすごく厳しい。静岡ならではだと思う。
神戸のサポーターに何を求めるかといえば、純粋に応援してくれる気持ち。こけら落としのときもそうだし、昨年のJ1残留が懸かった最終戦で声を出してくれた、あのままの感情を大切にしてほしい。
たとえ相手チームでも、好プレーには素直に拍手を送るような、品のある「神戸らしさ」も出してもらえればいい。プレミアリーグなど海外でも相手に敬意を表して拍手する文化がある。僕は神戸の人たちが先頭に立ってそういう空間を作ってくれたらと思っている。
短期決戦のJ1リーグは序盤の5試合をどう乗り切るかが重要で、6日の試合は大一番になる。相手の京都は古巣だし、必ず出場のチャンスも回ってくるだろうからしっかり調整して臨みたい。
みなさん、ウイングスタジアムでお会いしましょう!(隔週金曜日に掲載、次は18日)
(神戸新聞、2003年4月4日掲載)
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